2024年に現在の健康保険証が廃止される方向で調整する
という発表で日本国民の大半が混乱する事態となりました。

ネットでは「マイナンバーカードの実質義務化」
という表現が飛び交ってましたし
テレビの報道等でも同じような表現をしてました。

しかし、あくまで実質義務化に見えるだけで
実は義務ではない点は理解しておくべきかと。

マイナンバーカードは本人の申請によって取得するものですので
それを強制することは別途法的な整備が必要かと思われます。

日本人の三大義務
(1)勤労の義務
(2)納税の義務
(3)教育を受けさせる義務

ここに、(4)マイナンバーカードを取得する義務
が加わるのはもはやギャグかとw


また、健康保険証を廃止したとしても
日本の国民皆保険の制度上、安く医療を受ける権利は
国民全員にあるわけですので
マイナンバーカードを持ってないことでその権利が侵害されるというのは
どう考えてもおかしいと思われます。


そもそもマイナンバーカードというのは国民の利便性の向上を目的(建前ですが)として
作られたものですので

そのカードの取得を義務化したり一部の権利を侵害してしまうのは
本末転倒だと考えられるわけです。


マイナンバーカード実質義務化でも義務ではない、という事実は
全員認識しておくべきかと思ったので書いてみた次第です。


私自身は別にマイナンバーカードが悪だとは考えてません。
運転免許証の無い方にとっては顔写真入りの貴重な身分証明書になりますし

頻繁に住民票が必要な方(どんな人だ?w)にとってはコンビニで取得できるのは
有り難いでしょうから。


でも、毎日平日忙しく働いている人にとって
平日に混雑する役所に行ってわざわざマイナンバーカードを取りに行くって
とてつもなくハードルが高いですし、

更新が5年おきと10年おきのものがあり
暗証番号の設定まで必要となると
全国民が保有するのは実質不可能です。

みんなしっかりした人間というわけではないですからね(^^;)

制度が見直されることを期待します。